日に日に頭の回転が遅くなっているのがわかる。
何かを考えたときに、答えの出るペースも遅ければ、
思いつくアイディアの量も少ない。
頭というものは、使い続けなければすぐに錆び付く。
それを知りながらも、頭を回すことを避けた自分が悪いのだけれども。
今の日本に生きていると、頭を使った気になる行為が多いと思う。
例えば検索とか。
調べた結果を見ているだけなのに、実際に自分が頭を使って考えたように思える。
テレビもそう。ニュースもそう。
世の中が便利になるということは、僕らを退化させる要素のように思える。
もっともっと便利になった先の世界で、僕は何かを考える行為を行うのかな。
何も考えなくても答えが見える世界になったときに、
人は何のために生きるのかな。
働く意味を求める時代から、生きる意味を求める時代になった先の僕らが、
何を感じ、生きていくのかが多少気になる。
多分僕は、生きることを実感するために、現代を捨てるのだと思う。
もしくは、生きる行為を辞めるのだと思う。