任天堂ってよくわからない。
人数は少ないのに、あり得ないレベルの利益を生み出している。
その仕組みが多少なりとも気になって、手に取ってみた。
一言で言えば、餅は餅屋ということだった。
自らの専門分野に磨きをかけ、その一点のみで勝負する。
他の分野は専門家に任せ、自らは黒子に徹する。
当たり前のようだが、これを徹底した結果が今の発展に繋がっている。
このように書くと初めからすごかったように思えるが、そんなことはない。
過去に多角経営の域を超えた「迷走」を繰り返した反省が、
今の時代の任天堂の体質を生んだのであった。
読みながら感じたキーワードをいくつか記して終える。
妥協しない。
市民の感覚を大切にする。
最新ではなくとも、勝てばいい。
限界を決めない。
徹底した現実主義。
娯楽に徹せよ。独創的であれ。必需品と区別しろ。身の丈を知れ。