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人を動かす。カーネギーの世界的名著である「人を動かす」。 数多く溢れている自己啓発本の古典的な本である。 前々から読んでみようと思いながらも、 何となく重そうだという理由で遠慮していたが一気に読んだ。 内容としては参考になる部分が多かったが、 自分の中でしっくりと来ない部分が多かったことも事実であった。 どういうことかというと、人間関係を「技術」によって解決していこうとする本書は、 人間関係の根本的な問題を1つも解決していないと感じたということである。 確かに、人を動かすときに必要な技術があることは認めるし、 本書に書かれていることは「人を動かす」という点においては一級品であると思う。 だけれども、そうやって計算して人と付き合うのってどうなの?といった 人間関係に関する根本的な疑問が最後までぬぐえなかった。 人を動かすために褒める。 人を動かすために笑顔を作り誕生日を祝う。 そのどこに自分の気持ちはあるのだろうか。 何のために自分と相手が存在しているのだろうか。 そんな単純な事実すらわからなくなった。 そうやって人と付き合って、何が楽しいのだろうか。 機械的な付き合いを行うことに何かの意味があるのだろうか。 その根本的な問いが僕には本書を読んでもわからなかった。 とまあ、著者のすごいところはこんなガキの意見に対しても、 これ以上ない回答をしている点である。 「本書の原則は、それが心の底から出る場合に限って効果を上げる。小手先の社交術を説いているのではない。新しい人生のあり方を述べているのである。」 これには脱帽である。 心の底から褒めることができなくて、心の底から祝うことができなくて、 心の底から興味を沸かすことができないから、 人はこのような自己啓発本を頼るのである。 その根本を覆されたら、さすがにどうしようもないと思った。 心の底から興味があるのならば、(例えば好きな人相手だとか) 誕生日も自然に覚えるし勝手に祝うし頼むときは相手の気持ちになって必死になって考えるし好きになってもらうためなら何だってするし相手の話なんていくらでも聞くし相手を立て続けるよね。 とまあ結構真面目に読んだし楽しかったし参考になったし、多分人に勧めると思う。 とはいえ内容を一言で纏めるとあまりにも簡単になるんだよな。 「相手を思いやれ」 人間関係の基本であった。
by pyababy
| 2009-10-04 02:24
| 本
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