日々垂れ流し。
by pyababy
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裁判員裁判 傍聴記録。

裁判員裁判の傍聴にいってきた。

クジに落ちること数回。もう少し早く見たかった感は否めないけれども、面白かったし、見に行って良かったと心から思っている。人の裁判に面白いなんていう表現をするのは良くないのだと思うけれども、今までの裁判と比較したり、自分が勉強してきたことを踏まえて見ていたからか、裁判そのものが一種のショーみたいで面白かった。

裁判が始まってまず驚いたことは、「被告人が本当に弁護人席に座るんだ」という事実であった。話には聞いていたものの、実際に見ると驚かざるを得なかった。

刑事裁判に興味がない人間からしてみたら、本当にたいしたことの無いように思えることなんだけれども、これってすごい進歩なんだよね。過去の裁判においては、被告人は被告人席っていう弁護人の場所とはちょっと違った場所に座ることになっていた。それゆえに、公判の最中に弁護人と打ち合わせをすることなんてそもそもできなかったし、その席に座っているという事実自体が一種のラベリング効果のように、被告人を犯人たらしめていた。でもその事実が、裁判員制度の導入によって変わった。裁判員に予断を抱かせないようにとの配慮からなのだろうが、その事実が変わったこと自体が本当に驚きであった。

刑事裁判の中で、被告人の権利が徐々に認められていって、本来の裁判の形に近づいているっていう実感がすごく湧いた。それだけでも、わざわざ傍聴にいった甲斐があったなと素直に思ってしまった。あと、被告人の服装や、腰縄、手錠の有無なんかも同様に驚いた。当たり前のことのはずなんだけど、刑事裁判が良い方向に変わっているなという実感を持つことが出来た。

内容に関しても、驚く点が多かった。

普通の裁判と違って、裁判官の裁判員への気配りが多く見受けられること。
裁判官質問・裁判員質問の時間が特別に用意されていること。
弁論において要旨が配られたり、スクリーンを多用した公判が行われていること。
その辺含めて全てが新鮮だった。
本来ならば当たり前に行われていなければならないことだと思う。だけれども、旧司法制度の元では法曹三者がそれらを嫌い、行われることはなかった。その事実自体を変えようと必死に動いていた人がいても変わらなかったことが、裁判員制度の導入という単純な事実によって変わった。一般市民にもわかりやすい裁判を行うため。たったそれだけで、ここまで変わるのかと、単純に驚いてしまった。

1つ残念なことをあげるとするならば、弁護人の準備の薄さだろうか。弁護人自体も多分初めての裁判員裁判だったこともあって、さしたる準備をしていなかったように思える。今までの裁判よりは多少準備をしているようには感じたが、それでも準備不足は歴然だった。それを引きだたせてしまったのが、検察側の出来の良さだろうか。

検察側は、裁判員制度の導入と同時に裁判員裁判の対策を組織ぐるみで始めていたらしい。それゆえに、プレゼンテーションの技術などにおいては、弁護人を遙かに凌駕するようなものになっていた。今までの裁判では、ありえないくらいに、素晴らしいプレゼンになっていた。今までの論告とか聞いてても眠くなるだけで、そもそも誰も聞いていなかった。それなのに、今日聞いた論告は、聞く人を引き寄せ、そして内容自体もすごくわかりやすいものとなっていた。法廷がプレゼンの場になってしまうということに対する危惧はあるとしても、今までの意味のわからない裁判よりは数倍マシであるように思える。

昔、自分の先生とこんな話をしていた。
「裁判員制度の導入によって、今までの刑事裁判が一新されることになる。それを体感できる時代に生きてこれたことが嬉しい。」といった内容の話であった。そこをリアルに体感することができて、本当に良かったと思う。僕は偶々刑事手続を勉強していて、それなりに専門的にやってきたこともあって、刑事裁判が変わる瞬間に立ち会えたってことが素直に嬉しい。


裁判員制度の是非については、色々な意見があると思うし、僕自身も正直なところ反対派だったりする。だけれども、事実として刑事手続が良い方向に変わっていることに鑑みるならば、それだけでも裁判員制度を導入して良かったと思えている。

珍しく興奮した瞬間であった。
理念だけは好きだった裁判員制度が、良いものになればいいなと思う。
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by pyababy | 2009-11-05 23:17 | 日常
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