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日々垂れ流し。
by pyababy


2009年書籍ランキング

2009年は216冊の本を読みました。
その中で、自分に強い影響を与えた本、強く印象に残っている本を中心に選びました。
本選びの参考にでもしていただけたらと思います。


2009年の1位はこれ。

後悔と自責の哲学 (河出文庫 な 24-1)

中島 義道 / 河出書房新社


自分の中で2009年のテーマとしていた「後悔」についての哲学論が、
僕の中での2009年におけるトップでした。
様々なことを考えさせられ、一つひとつの言葉を味わうように読みました。
一般ウケはしないと思いますが、僕としては面白い本でした。
日々後悔を繰り返す人に読んでもらいたい本です。
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2位はロジカルシンキングの名著。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

バーバラ ミント / ダイヤモンド社


今までに数多くのロジカルシンキングの本を読みましたが、
その中では圧倒的な内容と実用性を兼ね備えた本でした。
論文の構成を考えるとき、その他「考えること」全般において、
使える技術が満載でした。
ビジネスパーソンとして生きる中では必ず必要となる技術なので、
今後とも手元に置いておきたい一冊です。
全てのビジネスパーソンに読んでもらいたい本です。
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3位は文学の面白さを熱く語ったあれ。

図書館の神様 (ちくま文庫)

瀬尾 まいこ / 筑摩書房


瀬尾まいこさんとの出会いは、僕の中での読書観を変えるほどでした。
彼女が紡ぐあたたかくてほっこりする文章は癖になります。
本が好きな全ての人に読んでもらいたい本です。
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4位は生きることの意味を考えさせられた、最後の授業。

最後の授業 ぼくの命があるうちに

ランディ パウシュ / ランダムハウス講談社


大切な人に伝えたい言葉は何だろう。
今でもその問いを考えています。
伝えられる言葉が生み出せる人間になりたいな、とも。
伝え忘れた言葉がある全ての人に読んでもらいたい本です。
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5位はコンピュータの未来を綴った名著。

クラウド化する世界

ニコラス・G・カー / 翔泳社


ワクワクする未来がまだまだ待っているということを、僕に示してくれた本。
今後どうなっていくのか楽しみです。
未来を考えるとワクワクして止まらない人に読んでもらいたい本です。
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6位は新聞社の本気を見たあの本。

「死」の教科書―なぜ人を殺してはいけないか (扶桑社新書 20)

産経新聞大阪社会部 / 扶桑社


これが新聞の連載だったと思うと、日本もまだまだ捨てたものじゃないなと思う。
死ぬこと、そして生きる意味を深く考えさせられた。
日本に生きる全ての人に読んでもらいたい本です。
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7位は空気と世間を解き明かした本。

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

鴻上尚史 / 講談社


空気読めブームは沈静してきましたが、
それだとしても空気を読まなければいけない世界は続いているように思えます。
でもその空気って何なの?
と、思ってしまう人間に読んでもらいたい本です。
あと、いじめられてる子にも読んでみてほしい本です。
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8位はドラッカー先生。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

P・F. ドラッカー / ダイヤモンド社


初めて読んだドラッカーは、目から鱗がいっぱいでした。
プロとして生きたい人間に読んでもらいたい本です。
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9位は自己啓発本の古典。

人を動かす 新装版

デール カーネギー / 創元社


相手のことを思いやれ!という言葉に纏められてしまう本だったけれども、
個々の具体的事例は参考に価するものばかりであった。
人間関係に悩む人間に読んでもらいたい本です。
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10位はまたまた瀬尾さん。

幸福な食卓

瀬尾 まいこ / 講談社


「父さんは今日で父さんをやめようと思う」から始まる物語は、
独自の言葉と世界観で描かれたほっこりする話でした。
家族との関係を大切にしたい人に読んでもらいたい本です。
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次点は人生の終わりを知りながら生きる人たちの物語。

終末のフール (集英社文庫)

伊坂幸太郎 / 集英社


もし明日人生が終わるなら、どう生きる?
そして、今死んでもいいと思える人生を生きている?
そんな問いを考えてしまう人たちに読んでもらいたい本です。
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あと3点だけ紹介させてください。
これらの本は、僕が思う本の定義からは少しずれているのですが、
どの本も素晴らしい本であり、是非とも読んでもらいたいと思うので、
特別枠という形で紹介させていただきます。


まずは、僕が人生の中で出会った本でも、特別な思い入れがある本。

1歳から100歳の夢

いろは出版


騙されたと思って読んでほしいです。
知らない人たちの夢が載っているだけなのに、
僕らに訴えかけるものが沢山あって、胸が熱くなる本です。
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続いて、学問の面白さを伝えてくれるこの本。

ACADEMIC GROOVE―東京大学アカデミックグルーヴ

東京大学 / 東京大学出版会


学ぶことの楽しさを改めて教えてくれる本。
受験を控えた高校生や、
学問に楽しみを見いだせなかった大人に読んでもらいたい本です。
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最後は、写真集です。

世界を変えた100日 写真がとらえた歴史の瞬間

ニック ヤップ / 日経ナショナルジオグラフィック社


文字だけでは伝えられない何かを伝えてくれる本でした。
歴史を振り返りたい人、
世界が変わった瞬間を肌で感じたい人に読んでもらいたい本です。
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2009年も自分をワクワクさせる様々な本に出会うことが出来ました。
今年も自分をワクワクさせてやまない本に出会えることを信じて、
日々の読書を続けていけたらと思います。
by pyababy | 2010-01-13 01:04 |
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