頭がよいというのは、時に不幸だと思ったりする。
正確に言えば、中途半端に頭がよい場合に限るのだが。
頭が悪いうちは、世の中の素朴な疑問に気付かない。
頭が中途半端によくなると、それらに気付いてしまう。
本当に頭がよければ、気付いたそれらに対処ができる。
抽象的だけど、そんなことを何となく感じる。
僕は自分でいうのも何だが、中途半端に頭がよい。
それゆえに、本来ならば考えなくてもよいことまで考えてしまう。
自分の周りに生きる人間も、多くの人が中途半端な頭の良さを持つ。
それゆえに、同様の悩みをどこかしら抱えている。
何故?と問うことから学問は始まるのだろうが、
それらに気付かないという幸せが欲しくなるときがある。