相変わらず見田宗介が天才過ぎて僕にはついていけなかった。
新書なのに二ヶ月くらいかけてしまったとか、意味がわからない。
でもそれくらい深い内容だった。
情報化・消費社会に関しての洞察なんかは、彼ならではだと思うし、
「情報化/消費化社会こそが初めての純粋な資本主義である。」
なんて言葉は、多分彼しか書いていない。
南の貧困・北の貧困なんかも、
彼が記すような観点から見た政策をきちんととれば、
確実に解決する問題なのになーなんてことを思ってしまった。
今の僕にはいかんせんレベルが高い本であることは否めなかった。
この本が彼の講義の社会学の一般教養の教科書とか、
世界にはすごい人がいっぱいいるんだなーなんてことも思った。
論理的な頭をもちたかったなあ。