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日々垂れ流し。
by pyababy


興味

紀子さまが男のお子さまをご出産されたというニュースが
今日は朝から晩までやっていたように思う。

それだけ国民の興味が集中している問題なのかと僕は気になる。

今の天皇制における天皇の存在が
そこまで大事なものと国民は思っているのかと僕は思ってしまう。

資料を見る限り男系天皇にこだわっている人が大多数というわけでもなく
むしろ少数派であるのに対し、この過激なまでの報道。

しかし日本の天皇制のような少なくとも1500年以上さかのぼることのできる
男系のみの家系は世界のどこにもない伝統であり
守るべきものではあると考える。


例えばマスコミが女系天皇や皇位継承問題などについての報道をしなかったとした場合
僕らはそれらのことに興味を示しただろうか。

まったくもって興味を示したとは思い難い。

僕らは今の報道が行ったことに対しての興味は示すが
それ以外のことについては自分の興味のある分野以外は
ほとんど知らないことであったり、興味を示す内容ではないと思う。

多分マスコミの報道によって皇位継承問題に興味を示した市民が
マスコミをさらに加熱させ、現状のような報道になっているんじゃないかなんて思う。

マスコミには報道する権利はあっても何を報道しなければいけないといった義務はなく
自分たちの利益のために報道するのだから
市民が興味を示す内容をすることによって
テレビなら視聴率、新聞などでは部数を稼ぐことは何の問題もない。

ただ、市民が興味を示す方向が同一方向のため
どの報道機関も同じ内容を報道するようになっている今の情況は
僕は何かしらおかしいのではないかと思っている。


例えば一つの新聞社がAが人を殺したというニュースを独占的に取り上げたとする。

その話題が世間で広まり、世論の興味を引いた場合
他の新聞社などもAについての報道をしていくと思う。

どの報道機関も同じ報道をすることで
市民はさらにそれについての興味を引き
それに答えるために報道機関はその報道を加熱していく。

これは事件などについての場合はプライバシーをきちんと守るなどの配慮をした場合は
犯人の情報が得られたりするなどのメリットもあるし
それを行っていくことは問題ないと思う。(行き過ぎたものは良くないが)

ただそれがもし、政治的なことや、戦争などにつながっていくものの場合
報道によって過熱された市民の感情を
報道がさらに煽ってしまうことになり
それを止めることができるとは僕には思えない。

第二次世界大戦中の日本が
何故負けるとわかっていながら戦争を続けたかという問いに対し
僕はマスコミによって煽られた国民を
戦争を続けることでしか抑えることができなかったからじゃないかと思っている。

過去の日本の例、他の国の例などを見ていく限り
一度熱せられた国民の感情はなかなか消すことができず
しまいには何かの勢いで爆発してしまう。

今の報道を見ている限り
第二次大戦の再来にならないとも限らないんじゃないかって思ってしまう。


本当に興味がなくてもマスコミによって半強制的な興味を持たされ
そんな人が世間にあふれている今の日本では
マスコミによって世間が操作されていたとしても
それに対し何も感じないであろう市民があふれている。

少なくともここまで僕ら自身の生活に影響するマスコミに対し
何かしらの防御策をとらずにいる日本の政府は
既にマスコミによって操作されている情況なんじゃないかって思う。


紀子さまの出産の報道のあり方を見て
僕は天皇制がどうというよりも
このようなマスコミの怖さってものを改めて感じた。



先日のコメで多少褒められはしたものの
やはり自分の文章はガキっぽくまだまだ下手である。
読み返して本当に思う。

特に思うことは使う言葉が限られている点。

自分で書いているときに思うことも同じで
自分の語彙力のなさというものを毎回痛感させられる。

ここで使うべき表現というものがでてこない。

いいたいことを的確に表現している言葉を綺麗に使いこなせる人が
うまい文章を書ける人なんじゃないかと思う。

語彙力を増やすにはやはり文章を読むしかない。

文章を書くためには文章を読まないといけない。
このちょっとした矛盾が僕としてはたまらなく好きだ。
by pyababy | 2006-09-06 23:36 | 日常
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