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三種類
最近になって、昔、先生が話していた言葉などを思い出す。
あの時聞いた言葉は、当事の僕にとってはとても難しく、何を言っているのか本質の部分をつかむことができなかった。だからつまらないと思い、聞き流していた。だけど今の僕には、その言葉の本当の意味を理解することができるようになったから、こうやって思い出してるのかもしれない。 色々な言葉を、先生やその他周りの人たちから貰ってきた。 その中でも、「三種類の人間」の話は、今でも心に残ってるし、今の僕を形作っている言葉のうちの一つとなっている。 このような話だ。 世の中には三種類の人間がいる。 「物事に取り組み、そして成功させる人」 「物事に取り組むことすらしない人」 「物事に取り組むも、成功させる力をもっていない人」 といった三種類だ。 僕らは生きていく中で様々な選択をする。 その行動をするという選択、しないという選択、他にもたくさんある。 中には自分の人生の中には係わり合いの薄い選択もあると思う。 だけど、自分の人生に深く関わる選択をしたときに、 自分の力が足りなくて、その選択を実行できないことがあるかもしれない。 例えば目の前で溺れている人がいる。 泳げる人はその人を助けることができるかもしれない。 だけど、助けたいと思っても、自分が泳ぐことができなければ助けることすらできない。 このように何かしたいと思っても、自分の能力がないがために、できないこともある。 それほど悔しいことはない。 だから日々己を磨き、物事を実現できる力をつけることが必要だ。 そして、そのためにする努力は惜しむな。 その努力をすることが、今後の自分の道を切り開いていくことになるんだから。 といった話である。 物事を成すには、それ相応の力が要る。 これは単純なことだけど、受け入れたくない現実である。 例にあった溺れている人を助けるだけなら、泳げるようになるだけでいい。だけど現実に訪れる困難ってものは、そんな限られたものじゃない。だから、全てのことを完璧にこなすことは不可能に近いといえる。だけど、自分が日々努力をし、様々な事象に対応できる力を磨いていれば、それをしていない時よりは良い結果を導き出すことは可能である。 気持ちだけじゃ乗り越えられない現実の壁。 これを限りなく可能に近づけていくのが、日々の研鑽なんじゃないだろうか。 多分僕がこの言葉を聞いたのは今から六年前だと思う。 あの時と今で、成長できた部分と変わらない部分とがある。 こんな言葉を六年前に聞いていながらも、未だに現実から逃げようとする心は抜けない。 そんな僕でも、現実と向かい合わないといけないって思うようにさせてくれたのは やっぱりこの言葉だし、これからもこれに頼って生きていくだろう。 今はまだ遠いかもしれないその選択の時期。 そのときが来るまでに、自分がそれを成しうる力を持てるよう、 日々を必死に生きていこうと、改めて思う。
by pyababy
| 2006-12-17 23:53
| 日常
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