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早寝
ああまた9時くらいに寝てしまった。
で、メールの音で気がついたのが今さっき。 Web巡回してこれ書いてまた寝て朝に勉強とかしようふぁっく。 死刑関係書こうと思ってたんだけど、眠いから適当になるのもあれだなーって思ったけど寝れないしやっぱ書くか。 日本は現状死刑制度を用いてるわけなんだけど、相変わらずその適用や存在自体に議論は尽きない。その理由は簡単で、命だけはお金じ換えられないから。命以外のものならば、国家賠償という形で、お金というものにはなるが一応解決はできる。だけど命だけは何にも換えられないものであるという認識が、こんな議論を呼び起こす一因になってる。そんな倫理的な話になってしまうために、この議論が終わりを迎えることはまずありえない。 死刑の効果としては、犯罪予防効果、再犯防止などがあげられる。 犯罪予防効果は、言ってみたら死刑があるから犯罪を犯さないでおこうという心理が働くというもの。これの効果の有無自体は測定しようがないから、本当にあるのかどうかはわからない。だが、一般的に考えて、死刑があることが犯罪を抑制しているといわれている。 再犯防止は、一度犯罪を犯した人をこの世から消すことで、更生不可能な人が今後起こすであろう犯罪を防止するというもの。あとは逆恨みによる犯人に対しての被害者からの社会的制裁以外の個別的制裁を防ぎ、犯罪の数を減らすという部分もこっちにあたる。こちらも大して根拠もないし、あくまで想像の範囲でしかないが、一般的にそうであろうとしている。 前者は一般予防説、後者は特別予防説なんて名前がつけられている。 死刑制度に賛成する人は、これらの予防説を信じ、犯罪の応報である死刑をおこうなうことで、個人によるあだ討ちを防ぐなどといったことを根拠に賛成する。反対する人は、冤罪の可能性や国家による殺人じゃないか、なんてことで反対する。 現状の日本の刑法だと、死刑以上の刑罰は存在しない。 死刑以上のものを作ろうとすると、大抵が憲法が禁止する残虐な刑罰に当たるからそのような刑罰を作ることができないということもある。犯罪者に人権なしってことで奴隷として売り飛ばしたりするなんてことは、現状じゃ不可能になる。憲法の規定を重視する限りは、死刑がやはり最高ということになる。死刑は残虐な刑罰に当たるか、なんてことも言われているが、現状の絞首刑自体は残虐な刑罰に当たらないとするのが一般的である。憲法としては31条などで死刑自体を認めてはいるから死刑の存在自体は予定していたとは言えるので、死刑制度自体が違憲であるといったことはあまり論ぜられない。 死刑が仮になくなったとした場合、終身刑といったものが代わりとして存在すべきという考え方がある。一般に無期懲役だとしても、20年なりなんなりで仮出獄が認められたりするため、重大な犯罪を犯した犯罪者には無期懲役とは別の終身刑という形が望ましいとされる。死ぬまで塀の中で過ごすという点で、実質的に死刑と同じ効果を生むからである。 現状の日本で終身刑を導入できるかといえば、議論が必要になる。 収容する場所がないという点、税金問題など色々である。 終身刑が死刑と実質的に違うところは、死ぬまでは生きているという点である。 死刑の場合、冤罪の可能性があったとしても、刑が執行されれば本人は死んでしまうが、終身刑の場合は冤罪が立証されれば、出所することも可能という点が一番の違いとされる。あとは被害者感情で、犯罪者には生きていて欲しくないなどといった点が挙げられる。 僕はどちらかというと、死刑はこのまま残すべきだと思ってる。 理由としては死刑以上の刑罰はありえないし、死刑の予防効果はある程度働いていると思うから。そして、刑罰の本来の目的である、「目には目を、歯に歯を。」といったことを達成するには、死刑以外じゃ不可能だからだ。 更生の可能性などを絶ってしまう死刑は多少の問題はあるかもしれないが、刑罰の本来の目的と効果を考えると、死刑廃止の理由がやはり見当たらない。誰かを殺した相手が、ただ生きているだけで罪を償えるということは、何かおかしいと僕は思ってしまう。 そもそも僕は懲役というものにすら疑問を感じている。 そいつらを拘束して社会が得るものはないとは言えないが、正直普通の生活と大差ない場所で生きれるため、あまり効果がないような気がしなくもない。犯罪者の人権を守るという観点からすれば当たり前のことなんだけど、ホームレスなんかより情況が良い生活を保障されている犯罪者ってのはいったい何なのかなって思ってしまう。 唯一つ僕が気にかかることは、制度としての死刑であるけれど、死刑自体は人が行うという点である。国家公務員が死刑の執行を行うが、彼らが精神的に厳しいというのは容易に想像できる。死刑といえども、人を一人死なせるということにおいては殺人と大差がないからだ。だけども、国という形で日本が存在している以上は、誰かが行わなければならないことは明白である。どっかの法務大臣みたいに自分が死刑をしたくないからって死刑執行命令書への署名を拒むなんて行為は、国として一番タブーだと僕は思う。そんな個人の意思を通していいのなら、国の存在の価値がなくなるからだ。国が変わりに犯罪者を裁くという点で、国家秩序の安定を図っているのに、そのTOPがそれを拒むなんてもっと責められていいはずなんだがな。 結局のところ、罪を償うような人は犯罪にほとんど走らないだろうし、そうでない人が犯罪に走ってしまうってところが問題になると思う。こんな空論考えてる間に、犯罪の起こりにくい社会を作ることが一番大切なんかなーともおもう。
by pyababy
| 2006-12-21 03:19
| 日常
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