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保護者のための体罰
体罰の定義の変更などが問題となっているみたいだ。
教育において体罰が必要かといわれれば、僕としては必要ではあるとは思う。 しかし、必要だとは思うが、体罰を使うことでしか解決できない情況というものは僕にはわからない。体罰以外の方法で解決することも、可能ではあると思うからだ。 だけれども、全ての教師が体罰以外の方法で解決できる術を持っているとは限らないため、体罰による解決というものも必要になってくる。 言い換えてみると、教師の質を上げることで、体罰自体をなくすことは可能じゃないだろうか。今回の体罰の定義の見直しなんてことは、教師の質が落ちてきているということを暗に示しているんじゃないかと思う。「今の子は体罰以外じゃ対応できない」などといった声も聞こえるが、そう考えること自体が、質の低下だと僕は思ってしまう。 教師が体罰を禁止されていることを逆手にとって、生徒が殴ってくる場合などは、これに対する反撃は体罰というよりはただの正当防衛にあたるんじゃないかと僕なんかは思う。学校の中のことは学校で解決しなければいけないという認識を変えれば、社会的に認められていない行為を学校で行うということもなくなるんじゃないだろうか。 しかし、これはあくまで表層だけをとらえた理論であると僕は思う。 実質的には、体罰を禁止にした背景は、子供の人権尊重ということを掲げた保護者からの苦情などである。そして、体罰が減少し、体罰が問題視されるようになったのも、保護者からの苦情があったからだ。 つまり、保護者からの苦情を避け、「学校という体制を守るための手段」として禁止した体罰を行った教師を処分する必要がでてきた。しかしそれでは教師としては仕事にならない。そのために出てきたのが今回の問題であるといえよう。すなわち、現場の思想にようやく行政がおいついたともいえよう しかし、議論の中心となっていることは、何が体罰であるかであったり、体罰を行った教師の処分が中心であったりする。どう考えてもこれじゃ解決しないことは明白である。 どちらかといえば、保護者が学校教育に口出しできない情況を作ることが大事だと思う。 教師による体罰の横行などが起こる可能性もあるが、それを行政が細かくチェックしていくという方法をとることで対処は可能である。つまり、学校教育から保護者を締め出し、学校自身の教育が行える情況を行政と共に作っていくべきじゃないだろうか。 一部のDQN教師を除けば、一応までに教育のプロであるのが教師である。 彼らには彼らのやり方があるとは思うし、それをきちんと行わせずに不満だけ言う保護者は、保護者として失格じゃないだろうか。教師の権限の濫用が行われるかもしれないが、それも、教師の勉強会を定期的に開く、DQN教師を排除する法律を作る、など対応をきちんと取れば防ぐことは可能であると思う。 結局のところ、一番変えるべきは保護者の思想であると思うが、それについて何も考えられない「保護者」が議論している国会じゃ、「保護者」のための法律が今日も作られ、肝心の教育を受ける立場の「子供」がいつも損をするんだろう。
by pyababy
| 2007-01-20 01:50
| 日常
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