一分間という時間に僕が打てる文字数は、日本語だと200文字程度。
タイピング速度的にこれが限界だったりする。
200文字で伝えられる言葉は、案外多い。
日本人には17文字で世界を表現する文化があるだけに、
それの10倍以上の文字があれば、何だって伝えられる気がする。
時間の限定がなければ、凝縮された200文字というものも可能だろう。
でも何も考えずに、ただひたすら一分間タイピングしたときの文章は、
僕が読む限り文章と呼ぶにはつたなすぎるし、構成もめちゃくちゃである。
普通の言葉で普通に話すときの一分間。
一分間のスピーチというものは、案外難しい。
構成を錬らないと、時間が短すぎて何も伝えられないからだ。
人に伝える言葉は、人に話す言葉とは違うような気がしてならない。