ほんとにこの人は・・・。
という毎回同じ感想を持つ。
同じ作家が書いているとは思えない。
どうにもならない底辺生活を送る6人が、
絶妙に絡まり合う日常をコミカルに描く人間ドラマ。
この作品はどれにもまして下ネタのオンパレードだが、
それはそれで新鮮でよかったりする。
コミカルで嘘っぽい世界なんだけど、どこかに現実味がある。
多分それは著者の取材や経験によって作り出されるのだろうけど。
今の僕には自分が経験したモノを元にしてでしか書くことができない。
それゆえに書ける文章は、僕が過ごしてきた日常と、大学生活くらいだろうか。
女の日常など書けるはずもない。
そんな人間からしてみると、彼が描く世界は理解の及ばないところにある。
何故おっさんの日常と、若者の日常と、女の日常が描けるのだろうか。
どれもこれも一級品のモノが。
毎回読むたびにこんなことを感じてしまう。
個人的にララピポは結構好きかも知れない。
真面目な話もいいんだけど、アホみたいな話もやっぱり好きだ。