資料を調べる際の図書館の有用性を述べた本。
現在はネットで資料を探すことがメインとなりつつあるが、
調べる対象によっては明らかに図書館の方が便利な場合が多い。
しかし僕らは図書館の使い方をきちんと理解していないために、
目的とする資料を見つけることができていない。
その状況に喝を入れることを目的に書かれた本であった。
餅は餅屋という言葉が似合うのが、現在の情報検索なのだと思う。
ネットにはネットの利便性があるし、図書館には図書館の利便性がある。
ネットにはGoogleやYahoo!があるように、
図書館にも国会図書館や専門図書館が存在する。
目的とする情報を手に入れるためには「どの餅屋」を使えばいいのか。
そこを理解することが大切であるように思う。
そのためには、各図書館やメディアの特徴を把握しておく必要がある。
情報の引き出し方を知っているということは、
現在において大きな武器になるといったことを感じさせてくれる良書であった。