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DIVE!!飛び込みでオリンピックを目指すことになった少年達の物語。 先日読んだ森絵都さんの他の著作も読んでみたかったこともあって、 代表作とされているDIVE!!シリーズを読んでみた。 思った以上に面白かったのと、著者の技巧の奥深さに驚かされた。 同じ作家が書いたとは思えないような内容で、素直に面白いと思えた。 所々話の内容等に矛盾を感じる場所があったが、そこはまあ愛嬌なのかな。 才能に恵まれながらも、自分の殻を破れなかった和季。 オリンピック選手を親に持ち、常に勝つことを求められた要一。 最強の血を持ち、自分の飛び込みを求め続けた飛沫。 その三人が最高のコーチのもと、それぞれの才能に気付き、 自分しか出来ない飛び込みを求めて努力を積み重ねる姿が印象的だった。 もちろん小説ということもあって、話は出来すぎているが、 それでもスポーツ小説としての抑えるべき点はほぼ全て抑えていたように思う。 努力、友情、そして恋愛。 ある意味で、教科書的な小説だったともいえる。 「飛び込み」を「人生そのもの」と重ね合わせ、 「ジャンプ」を「自分の限界を超える行為」と掛け合わせた構成は、 見事だったと思う。 最後に和季の印象的だった台詞を引用して終わる。 「ぼくたちの生活って、いつもなんか採点されたり、減点されたりのくりかえしなんだ。いろんなところにジャッジがいてさ、こうすればいい人生が送れる、みたいな模範演技があって、うまく言えないけどおれ、そういうのを飛び込みで超えたくて・・・・・。試合で勝つとか、満点もらうとか、そんなんじゃないんだよ。もっと自分だけの、最高の、突きぬけた瞬間がいつかくる。そういうのを信じて飛んでるんだ」
by pyababy
| 2010-01-17 01:00
| 本
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