カテゴリ
全体日常 本 転職 未分類 以前の記事
2016年 01月2015年 12月 2015年 04月 2014年 10月 2014年 04月 2013年 12月 2013年 04月 2012年 12月 2012年 01月 2011年 05月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 書籍ランキング
2010年は就職したこともあり、読書に充てる時間が減ってしまいました。
とはいえ、年間を通してみると100冊前後は読んでいたようです。 とはいえ就職後は書評をほとんど書いていないため、 読書の精度という面で見ればあまりよろしくない読書生活だったと思います。 そんな僕が2010年に読んだ本の中で、 単純に面白かった本・考えさせられた本・印象深かった本 という観点から選んだ10冊ほどをご紹介致します。 今年の1位は文句なしでこれ。 伊藤計劃の本は初めて読んだのだが、完全に魅了されてしまった。 物語の構成や言葉遣いもさることながら、 彼が独自にとらえている死生観に引き込まれていった。 これだけの小説を書くことができた著者が、 すでにこの世に存在しないということが悔やまれてならない。 もっと伊藤計劃が作る世界を体感したかった。 読んでない人は是非。 僕が読んだ中では、ダントツに面白いSF作品でした。 2位も伊藤計劃。 伊藤計劃最後の長編小説。 すべてが管理される世界の悲壮を描いた未来の話。 彼が残した小説はたった2作しか無いけれども、日本のSFを変えたと思う。 それくらい、圧倒的だった。 3位は箱根駅伝のあれ。 陸上素人が箱根駅伝を目指す話。 「強さ」ってなんだろうということを考えさせられた。 話自体も面白いし、熱い。 4位は、憎しみのメカニズムを説き明かしたこの本。 「私達」と「彼ら」という構図が憎しみを生み出していくということを、 様々な観点から説き明かしていく。 人間の心理の奥に触れられる良書。 5位は、読むことで吐き気すら起こったこの本。 隣の家に引っ越してきた少女が虐待され、最悪の結末になるまでが描かれた本。 正直なところ、読むことはオススメ出来ない。 読まない方がいい。 6位は、陸上日本代表に密着したこの本。 「一瞬の風になれ」の作者である佐藤多佳子が、 陸上日本代表のリレーメンバーに密着取材し、 2007年の世界陸上から2008年の北京五輪までの軌跡を描いた本。 北京五輪でのメダルの裏にあった物語に、 スポーツそのものの良さを再認識させられた。 7位は、「食べる」という観点から世界を描いた本。 「食べる」という万人共通の行為を切り口に、世界を語るという視点が新鮮だった。 とはいえこの本自体は結構昔の本だったりするので、 今同じ本を書いたとしたら、全然違うものになるのだろうけど。 物事にはいろいろな切り口があって、 違う切り口からも物事をとらえることの必要性を感じさせてくれた本。 8位は、戦闘のメカニズムを解明したこの本。 戦争における「人殺し」の心理学の著者が記した、 戦闘状態における人の心理を解明した本。 僕らの知らない世界において、人間はどのようになるのかといった部分の、 単純な好奇心を満たしていってくれる。 9位は、戦場ジャーナリストの生活を綴ったこの本。 ニッチ産業である戦場ジャーナリストの生活を綴った本。 戦場には辛いことだけじゃなくて、実は面白いことがあったり、 戦場でしか経験出来ない何かがあったりすることを、 著者の経験を元に語っている。 読み物として面白く、戦場の違った一面を知ることが出来る。 10位は、最高の不快な文章を書く彼の本。 ケッチャムがストーリーで読む気を失せさせるのであれば、 中原は文章そのものが人を不快にさせる。 だけれども、彼にしか書けない天才的な世界観が僕を引きつける。 汚いし、不快なのだが、中毒性がある。 ---- 働き出すと、読むのに体力がいる本はだんだん読めなくなってきた。 簡単に読める小説ばかり読んでしまう。 学生時代に無理してでも小難しい本を読んでいて良かったなと思う。 今年は今年で、今まで読んでなかった作家さんであったり、 新しいジャンルをせめて逝ってみたいなと思う。
by pyababy
| 2011-01-01 02:34
| 本
|