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日々垂れ流し。
by pyababy


短い夏が終わる。

夏の終わりは毎年少し寂しくなる。
だんだんと陽が短くなって、暖かい時間が減っていく。
風が涼しくなってきたときに、夏が過ぎていくことを体で感じる。

8月31日。
小学生や中学生のときの夏休み最後の日。
この日が来るのがすごく厭で、この日が終わらないでほしかった日。
でもこれが終わると秋と二学期が始まる節目の日だった。

僕の感覚なんだけど、夏っていえる季節は8月だけなんだよね。

暦的には678月が夏なんだろうけど、僕の中で6月は梅雨、7月は初夏、そして8月だけが夏本番といった感覚になってる。

だからかもしれないけど、夏が他の季節より短く感じる。

8月だけが僕の夏で、8月の終わりが夏の終わりの日。

9月になれば僕の中では秋が始まる。
だんだんと涼しくなって、暖かかった日を懐かしむ日が来る。

一ヶ月しかない夏だからこそ、色々な思い出を作りたくなる。
そして振り返ってみて何かあっても、何もなくても、夏の終わりが寂しく思える。
気付いたら終わってしまう夏を儚く感じる。

でも季節ってずっと続かないから良さを感じるんだよね。
ずっと夏なら夏の良さなんてわからない。
桜がずっと咲いてたら春の良さなんてわからなくなる。

いつかは終わってしまうからこそ、その時々を大切にしたくなる。

だけど永遠の終わりがくるわけじゃなくて、一年後にはまた会える。
それゆえに季節との別れは、寂しいけど哀しくはならない。

今日という日で今年の夏は終わる。

今思ったんだけど、明確に終わりを刻める季節って夏だけなんだね。
多分だけど8月31日が夏の終わりってことに異論を唱える人って少ないと思う。

そんな意味では夏って季節は特別なのかな。
そして1年の境ってのも、ある意味8月31日がいいのかも。


考え事ばかりだった今年の夏。
夏が終わって新しい季節に、夏考え抜いた答えを描ければいいな。
by pyababy | 2007-08-31 00:41 | 日常
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