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とてつもない日本。
今更なんですが、麻生太郎の『とてつもない日本』を読み終えました。
彼の演説などはyoutubeで見たりしていたので、主張内容などは理解はしていましたが、著書を読むのはこれが初めてでした。 印象としては、主張が明確でわかりやすい。 これが一番大きかったです。 政治家が書く文章というものはいくつか読んできましたが、どれも主張が明確ではなく、大切な部分はぼかして書く文章が大半でした。 彼の場合はまず自分の主張を一番に書く。 そしてその例を僕らにわかりやすい形で示す。 文章の基本の書き方だとは思うのですが、それがすごく上手です。 それゆえに彼が本当に言いたいことが誰が読んでもわかる。 よく馬鹿だからわからないみたいなことをいう作家もいるけど、彼の文章は馬鹿でもわかるように書いている。というよりはわかりやすい文章を書けば馬鹿でも誰でも理解できるということを証明する良い例じゃないだろうかとすら感じる。 馬鹿でも読めると書いたが、文章が簡単ということではない。 稚拙な文などではなく、内容も実はすごく奧いっていて難しい。 だけど変な遠慮などでオブラートに包んだ文章というわけではなく、明確。 そして例も難しい例を出してくるのではなくて、自分たちの生活に近い例を出してくれるから理解を本当に助ける。 彼の文章の書き方は、僕としてはすごく参考になった。 文章自体のうまさだけでなく、主張にもブレがない。 自分の中で答えをちゃんと出しているから、どの主張においても主軸になる部分は同じであり、相互の主張に矛盾がない。だからこそややこしく考える必要もなくなるため、読んでいても同じスタンスで常に読み続けられる。 彼の文章を読んでいて思ったことは、主張を明確にすればするほど議論ははかどるんじゃないかということ。 自分の主張と相手の主張の何が違うのかが明確になるからね。 今の議論だと、相手との違いを見つけるだけで一苦労。そうではなくて自分が本当に何がしたいのかをお互いが前面に出すことで、問題点のみを議論することが出来、無駄な議論が消え、重要なところをしっかりと話し合える。 その代わりといっては何だが、主張のしっかりしていない人とは議論ができなくなる。 一言で言えば無駄だからかな。 もちろん明確にするだけじゃなくて根拠もしっかりしている必要はある。 彼の場合だと一般常識から見るととっぴょうしもない主張もあるが、根拠自体はしっかりしているから主張自体を間違いとは言い切れない。むしろ新しい視点として取り入れても問題はないように感じる。 そこが多分、彼の主張のわかりやすさに繋がっているんだと思う。 当たり前の主張しかしていない普通の政治家がなぜわかりにくいのかといえば、主張内容が明確でなく、根拠が難しく理解しがたいからに他ならないだろう。 彼はその点においては他の政治家とは違うということはこれを読めば理解できる。 北村弁護士が彼を推す理由もすごくわかる。 彼の主張は政治家に対してしているわけではなく、国民に対してしているからだ。 政治家のための政治ではなく、国民のための政治。 それを実践するのであれば、国民の立場からの主張が大切である。 他の政治家ではできそうでできなかったことをやってのけている。 多分北村弁護士が彼に惚れ込んだ理由もそこだろう。 今回の総裁選では福田氏が勝利した。 理由としては、政治家のための政治をするのは彼だからだろう。 多分だけど、この投票を国民が行っていれば結果は変わっていたと思う。 正直なところ、国民の代表を決める選挙が国民投票でないのはおかしいと思う。 議会制民主主義であり、国民代表である議員が投票して選ぶ。 間接的には僕らの主張ではあるが、直接的には僕らの主張ではない。 政治家の一票は、僕らの50万人程度の価値がある。 その50万人の意見が裏金でひっくりがえるのなら、1億でも安いだろ。 国の仕組みを変えるのは簡単ではないし、これを変えるには憲法を変えないといけないから数日でできることでもない。 だけれども、今回の総裁選では国民と政治家の意見が食い違っていることがある程度明白になったように思える。 福田さんが悪いとは思わない。 だけど僕は彼を求めていないし、麻生氏の主張に魅力を感じる。
by pyababy
| 2007-09-26 22:41
| 日常
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